第三回目のゲーム制作体験記、からーひよこが担当します^^
「制作フローにどんなものがあるかはわかったけど具体的にどういう風に作ったの?」
という疑問に答えられる内容になっているかなぁと思います!
また、制作フロー詳細は複数回に分けて掲載しようと思っています。
内訳は、
(1)「シナリオ」
(2)「イラスト関係」
(3)「ティラノ関係」
(4)「2人以上での制作で役立つツール等」
を予定しています。
※なお、当ページに記載する画像は閲覧のみを許可します。ダウンロードや二次配布などはご遠慮ください。
3)こんな風につくりました! |制作フローの詳細 (1)「シナリオ」
今回は私の担当している、「シナリオ」について綴っていきます。
それぞれ作成方法が個人差のあるものだと思いますので、「まぁこういう風に作る人もいるんだなぁ。」程度のスタンスで見ていただければ幸いです。
0.体験記の前提とブログ内容
まずは、この体験記で取り上げるゲームと制作者について。
今回の制作体験記で取り扱うゲームは、昨年のティラノゲームフェス2018で投稿した「IFヘンゼルとグレーテル」です!
ジャンルは、恋愛シミュレーションで、1周のプレイ時間はおよそ45分のゲームです。
つぎに、ゲーム制作を行った者について。
ひとりめは、からーひよこです。今回は主にシナリオとイラスト関係を担当しています。
ふたりめは、まめずきです。今回は主にゲームの実装などシステム関係を担当しています。
次に、今回のブログの内容について。以下の通りです。
1.書く内容
2.フォーマット
3.シナリオ制作を経験して言いたいこと
お気軽にご覧ください!
1.書く内容
ゲームの重要な要素の一つであるシナリオの内容について綴っていきます。
まず、シナリオの定義について。
ここでのシナリオは、
「スクリプト(ティラノなど)を組むことを前提とした物語や人物の動き、背景、トランジションなどを想定した文書」
とします。
と言っても、よくわからない人もいると思うので実際に作ったシナリオの一部を載せますので見てみてください!(といってもあんまり良くない例なのですが…)
こんな感じで今回はシナリオを書いていきました。
単に会話や地の文があるだけではないことがわかるのではないかと思います。
続いて、上のシナリオの内容を分類をしたものも挙げます!
めちゃくちゃカラフルでちょっと目がチカチカしますね………。
ともあれ、分類と色の関係は以下の通りです。
黄色 :会話文・地の文➡実際のゲームでメッセージとして載せる文章
黄緑 :背景画像の指定・変化
水色 :SEの指定
ピンク:選択肢➡条件分岐時の文章/選択時のパラメータ変化の指定
橙 :選択肢で分化した後を示す
「メッセージだけじゃなくて背景とかの変化や条件分岐かけてるじゃんいいじゃん!」
と思って当時はこれを書いていたんです。。。
でも後になって見ると上の文書は「まだまだシナリオとして不完全じゃん……」と思いなおしました。
その理由としては
・誰がどのメッセージを話しているの?
・立ち絵って出すの?出すとして表情とか位置は?
・背景とかのトランジションは?
といったことが全く分からないことが挙げられます。
自分でシナリオを書いて自分でスクリプトを組むのだったら問題はないかもしれません。
がしかし、他人にスクリプトを組んでもらう場合は、スクリプト組みに必要な情報が足りない場合はめちゃくちゃ困るんじゃないかなぁと反省しています。(ごめんねまめずきさん)
「じゃあ結局何を書けばいいんだ!?」
一概には言えませんが、今回の体験記で取り上げたような
「会話形式で物語を進め、複数ある選択肢の選択の違いによりストーリーの内容やエンドが分化するゲーム」
で必要なシナリオの内容はこんな感じだと思います。
※重要度,名称,内容ごとに掲載
「まあなんとなくシナリオに書く内容はわかった気がする。」
「でもどうやって書けばいいの?」
その疑問に対する解答を次の b.フォーマット でお話していきます。
2.フォーマット
a.でシナリオで書く内容はまあまあわかった(ことを前提としたい)と思います。
そこで、上記のシナリオの内容を加味した上でのシナリオを実際に作ってみたのでご参考にしてみてください。
ここまで書けば十分じゃないかなぁ。
というかトランジションとジャンプはさすがにやりすぎか……。
ともあれ、フォーマットについてはエクセルを使用して、[種類]と[内容]の二つで表を構成してみました。
右側の[内容]が何についての内容なのかが、左側の[種類]によって特定されています。
そのためスクリプトの時に、疑問点が少なくなるのではないかと思います。
ですがこれは一例なので、ご自分の用途に合わせてシナリオを作ってみてくださいね^^
シナリオを作る前に、使用するゲームエンジンでちょっと遊んで機能を確かめるのも有効です。
3.シナリオ制作を経験して言いたいこと
最後に、ここまでシナリオとして書く内容やこうしたらいいんじゃないかというフォーマットについて話してきましたが、一番大切なことは、
ストーリーを完結させること です!!!
これさえ出来ればゲーム制作の少なくとも50%は終わったも同然です!!
めちゃくちゃ大変だと思いますが、完成させたらありえないくらい達成感や感動があります。
世界で一つだけ、自分の大好きな要素がたくさんつまったストーリーですからね。
長くなりましたが、今回は以上でブログを終わらせていただきたいと思います。
ご質問等あればサイトのコンタクトフォームとかツイッターとかでもお気軽にご連絡くださいね!
次回は、立ち絵やUIなどの「イラスト系」についてお話しできればと思います。
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